海と空の狭間で……
後は、朝までファーストフード店ででも時間を潰そうか。


そんな事を考えながら玄関に移動すると、靴を履いて玄関の扉に手を掛けた。


「あれ、っ?」


押しても引いても開かない扉を前に、頭の上にクエッションマークが浮かぶ。


「鍵掛けて行ったのかな……?」


独り言を言いながら、鍵を回した。


しかし、それでも開かない扉。


何が起こっているのか分からずに、呆然としていると扉が開いた。


そこに居たのは、空。
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