海と空の狭間で……
見た事も無い、キングサイズのベッドの上に横たわっていたみたいだ。


それは、まだ良しとしよう。


ただ、悲鳴を上げそうになる程の問題がひとつ。


私の横で寝ている男。


それは、間違いなく空だ!!


綺麗な寝顔……。


じゃなくて、今の状態から察するに昨日の出来事はどうやら夢じゃない。


半ばパニック状態になりながらも、空を起こさないようにベッドから降りるつもりだった。


空は完全に寝ていたはずだった。
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