海と空の狭間で……
「そうか……」


てっきり、色々聞かれるかと思っていたのに話が終わってしまった。


「……アスナ」
「うん?」
「……家には帰ってくるんだろ?」


私は、空と一緒に居たい__


そう願った瞬間に空が言葉を発した。


「アスナには家に住んで貰おうと思います」


てっきり、怒ると思っていたのに何処か諦めた表情を浮かべたお兄ちゃん。


しかし、その口から出たのは予想通りの言葉だ。



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