海と空の狭間で……
「んー!!

また買えば良いし、気に入ったのだけ持っていくか!!」


そう言ったかと思えば、誰かを呼んだ空。


そうすると、さっき玄関で出迎えてくれた怖そうな男が部屋に入って来た。


「あのさ、今から選ぶ服を海さんのマンションに送ってくれない?」
「は、はい……」


戸惑った表情を浮かべながらも、空に従う怖そうな顔の男。


空は送る服を選ぶと私の手を握り、部屋から出ていった。

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