海と空の狭間で……
料理係始めます!
お兄ちゃんと家族になって、数年の月日が流れた。


幼かったわたしも、もう高校1年生だ__


あの日、私が両親を亡くした日。

不安で、不安で、堪らなかった事を良く覚えている。


あの日、私を救ってくれたお兄ちゃん。


でも、私の不安は消える事は無かった。


結局は知らない人間と一緒に暮らす事に不安があったのも良く覚えている。


心の何処かで、また、ひとりぼっちになってしまう気がして怖かった。





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