【完結】甘くて危険な恋の方程式〈捜査一課、女刑事の恋と事件の捜査ファイル〉
お互いに見つめ合い、どちらからともなくキスをした。
「つぼみ、俺はこれからもつぼみと一緒にいたいと思ってる」
「……うん。わたしも、同じ気持ちだよ」
わたしには日向だけ。日向がいれば、他に何もいらない。
日向だけが、わたしの全てだから。
「頼むから、俺のそばから離れたりするなよ」
「分かってるよ。……日向も、離れたりしないでね」
「ああ。離れないよ、絶対に」
「約束だよ」
その言葉の後、日向はもう一度深く口付けをしてくれた。
「約束だ。俺がお前を守るよ、一生」
「その言葉、忘れないでね」
「ああ。お前もな」
わたしは大きく頷くと、今度はわたしから日向にキスをした。
「……日向。シャワー、浴びよう?」
「ああ。 俺たちの濃密な時間は、まだこれからだしな?」
「……うん」
わたしたちはその後、シャワーを浴びた。そしてバスローブ姿のまま、日向に寝室に運ばれた。
「ひな、たっ……」
「大好きだよ、つぼみ」
そしてまだ熱の残るその身体に、日向の印と愛をたくさん注ぎ込まれた。
何度も日向の愛を感じて、心までも疼いた。