腐女子な女!


「いや・・・あの・・・私は・・・。」


 だったら、むしろお前一人で行け!!


 思ったが、先ほどの例があるので、口には出来なかった。


「って、ことで、次の授業終わったら、国語研究室な。」


 ・・・・・・・・・・・ナゼか勝手に仕切られる私。


 チャイムが鳴って、そこでタイムオーバー


 席に戻ろうとした瞬間。


「如月さん・・・。」


「知美・・・あとで・・・詳しく聞かせなさいよ・・・。」


 ナゼか、両隣から殺気じみた声が聞こえた。


 ・・・・いや、あの・・・奈津さん、亜紀さん・・・っていうのか、他の女子のみなさん・・・。


 私は、どこにでもいるフツーの女の子ですよ。


 魔法とか、超能力とか、ましてや名前を書くだけで人を殺せる便利ノートすら持ってないですよ。


 だから・・・そんな目で私を見ないで~!!!
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