腐女子な女!

「甘いわ!知美!」


 なにがでしょう、亜紀さん。


「そうよ!それをチャンスと考えなければ、あなた女として失格よ!」


 奈津さんまで・・・。


「あの・・・二人とも、昨日と態度変わってません?」


 昨日は、完全嫉妬の嵐だったはずなのに・・・。


 なぜ、一日でこんなにも変わるの?


「いやね・・・そりゃ、昨日はいきなりのことで、嫉妬もしてしまったけど、よく考えたら、私たちって佐倉くんと同じクラスと言うだけで、接点もコレといってないじゃん。元々期待うすだったのよ・・・あえて言うなら、私たちはクラスの女子Aとか、そんな感じよ。」


「亜紀・・・それは、卑下しすぎじゃないかな?私から見たら、亜紀も十分可愛いよ。」


 一応、フォローを入れてみる。


 少なくとも、亜紀は私より十分可愛い。


 何より、腐ってないし!!


 とにかく腐ってないし!!(大事なことを二回言うのは、常識です。)


「王子を目の前でゲットできる立場のお前に言われると、腹立つから、黙りな!」


 ・・・・・・・・・・・・ハイ。


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