腐女子な女!

「古典的な兵法ほど有効な手段はないと、ル○ーシュ様も言っていたわよ。」


「誰よ?それ?」


 ・・・仮面の騎士。


 知らないと思うけど・・・。


「いえ、なんでもありません。」


「ちょっと!知美!!大丈夫?」


 二人でまったりと話をしていると、奈津が驚愕の表情でこちらに飛び込んできた。


 まぁ、何が言いたいのかなんて、言わずとも分かります。


「ご覧のとおり、無事ですよ。教科書も机にもらくがきはされてないしね。」


 むしろ、されていたほうが、先生に証拠の品です・・・と、提出できてよかったのだが・・・。


「そう・・・まったく古典的な手段に出たものよね・・・高2にもなってイジメとか、なに考えているのかしら?」


 まったくですね。


 しかも、その内容が嫉妬とか・・・。


 マンガかよ?


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