腐女子な女!
「如月さんは・・・なびかないんだね?」
・・・・・・・は?
「いや、別にこういうと、自惚れ発言に聞こえるから、言わないでおこうと思ったのだけどさ・・・俺ってけっこう顔には自信があったからさ・・・。」
そりゃ、モデルにスカウトされるぐらいですからね・・・。
「顔だけでなびく女なんて数が限られているでしょ?」
と言うより、私は三次元という時点で全力NGなのだが・・・。
「それもそうだ・・・俺の攻め方が間違っていたよ。」
・・・・・・・・・・はい?
いやいや・・・待ちましょう。
ちょっと待ちましょう。
「いや・・・それって・・・」
「俺が、ホントに小説のアドバイスを聞きたいためだけに、如月さんに声をかけたと思っていたの?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「待った!!」
とりあえず、大声を上げた。
それ以上は聞かない。
聞きたくない!!
「俺は如月さんが・・・。」
「私、そういうの興味ないから!」
それが、返事。
急いで荷物をまとめる。
逃げたかった。
全力で逃げようと思った。