恋愛はYOU TUBE の後で
うんうん悩んでいると、ドサッとレジに食べ物が置かれた。


肉々しいお弁当。

コーラ、メントス。

ポテトチップス。


「あとピリ辛のチキンひとつ」

イライラしているのか、足を揺らしている。


「すみません。ピリ辛のチキンは先月までの期間限定なんです。今月はゆず胡椒味になります」

「ねえの?ならいいよ。もっと売れよな」

「好評だったら、定番化するかもしれません~」


にへらと笑顔を張り付けてみる。


アツシュグレーのメッシュが入った金髪に、サングラスをしている。


夜なのに、何か顔を隠したくなるような人生を送ってきたのだろうか。

金髪にするような派手な人生送ってるのに。
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