色づいて、濁り、落ちていく
「こんなことで、嫌いになったりしませんよ。
ただそんな風な受け取り方は、相手の方の気持ちを傷つけます。私のはちゃんと両手で受け取ってくれたじゃないですか。
ね?逆だったら、悲しくないですか?」
「そうだね」
「ママさん達に、謝りましょう?」
「わかった。ごめん」
少し不本意そうだが、二人を見上げ謝罪した氷河だった。
パーティーが終盤に差し掛かった頃。
氷河はひたすら美冬を見つめ、美冬の話を頭を撫でながら聞いている。
優しく微笑み相槌をうつ姿に、誰もが驚愕している。
「若、田山組の件でちょっとよろしいですか?」
金藤が氷河が耳打ちする。
「は?ダメ」
「はい?」
「今、美冬と話をしている。見てわからないのか?」
「あ…氷河さん、私お手洗いに行ってくるので、金藤さんのお話を聞いてあげてください」
「うん、わかった。すぐ戻ってきて!」
「はい」
美冬が席を外し、会場を出る。
その瞬間━━━
氷河の態度がガラリと変わった。
雰囲気が黒く重たく圧迫され、煙草を吸いだした。
「金藤」
「はい」
「早く話を終わらせろ」
「は、はい!」
誰もがあまりの氷河の変わりように再度驚愕し、フリーズしている。
「あと、そこの貴様等!」
ママ達二人を、煙草で指す。
「は、はい!」
「貴様のせいで、美冬に怒られた。
貴様等が余計なことをしたからだ。
今後一切、パーティーに呼ばない。
もう消えろ。帰れ」
ママ二人を鋭い目で睨みつけ、言い放ったのだった。
ただそんな風な受け取り方は、相手の方の気持ちを傷つけます。私のはちゃんと両手で受け取ってくれたじゃないですか。
ね?逆だったら、悲しくないですか?」
「そうだね」
「ママさん達に、謝りましょう?」
「わかった。ごめん」
少し不本意そうだが、二人を見上げ謝罪した氷河だった。
パーティーが終盤に差し掛かった頃。
氷河はひたすら美冬を見つめ、美冬の話を頭を撫でながら聞いている。
優しく微笑み相槌をうつ姿に、誰もが驚愕している。
「若、田山組の件でちょっとよろしいですか?」
金藤が氷河が耳打ちする。
「は?ダメ」
「はい?」
「今、美冬と話をしている。見てわからないのか?」
「あ…氷河さん、私お手洗いに行ってくるので、金藤さんのお話を聞いてあげてください」
「うん、わかった。すぐ戻ってきて!」
「はい」
美冬が席を外し、会場を出る。
その瞬間━━━
氷河の態度がガラリと変わった。
雰囲気が黒く重たく圧迫され、煙草を吸いだした。
「金藤」
「はい」
「早く話を終わらせろ」
「は、はい!」
誰もがあまりの氷河の変わりように再度驚愕し、フリーズしている。
「あと、そこの貴様等!」
ママ達二人を、煙草で指す。
「は、はい!」
「貴様のせいで、美冬に怒られた。
貴様等が余計なことをしたからだ。
今後一切、パーティーに呼ばない。
もう消えろ。帰れ」
ママ二人を鋭い目で睨みつけ、言い放ったのだった。