転んだ場所は夢の国
1章

プロローグ

私の世界はモノクロで、未来も、希望もない。


ただただ時間が過ぎていくだけの毎日。



それでも私は幸せ……。だって、、、。



「あなた、今日から秘書課に異動ね。」



朝一番に部長に告げられた。


もうこの時点で、普通の人なら


「なんでですか?!」とか


「ええ!」とか

反応するのだろうけど。私にはそれが出来ない。



わがままなんか言っちゃいけない。


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