転んだ場所は夢の国
それから、



こいつとの生活が始まった。



こいつはいつも家政婦のように家事をする。



まるで自分と同等ではないみたいに、。



一応人間だ。


会社の上司、そう見てしまったら確かに差はあるかもしれないが、


それに、



ほとんど毎日あいつはうなされてる。



毎日毎日夜中に起こす日々。



2度目に見たあの怯えたような顔をして。



「ッハァッハァッヒッ」



「落ち着け。俺だ。」



「しゃ、しゃちょー?」



こいつ……よく見ればめちゃくちゃ可愛い顔をしてる。


いや、かなり前から気がついてはいたが、


男は簡単には素直になれないのだろう。
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