転んだ場所は夢の国
ああ、と言いかけてその不信感に気がつく。





俺と住み始めてから1度も外出するなんてことは無かった。


というより外出したがらなかった。



これには何か裏があると思った。



「どこに行くんだ?」



「えっ、と…それは…」



何故かしどろもどろになって、




「なにか隠してるなら全部話せ」




今は急ぎの仕事がないからな。


その俺の気迫が怖かったのか、



彼女は



「実は、、、この間父と遭遇してしまって、、。今日来るなら見逃してやると言われまして、。」



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