転んだ場所は夢の国
冷徹か……。もちろん、そんなこと私には関係ない。


むしろ興味を持たれない方が良い。



そもそも、私に興味を持ってくれる人なんていない。



教えてもらった部屋にノックをした。


コンコン



「はい。」



「し、失礼します。」



なるべく顔を見せないように、


教えられた部屋……社長室に入る。



「本日から社長の秘書になりました。秋元奈緒です。」



「……」



何も返ってこない。



こんな醜い女は無理だよね、、、わかってる。
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