転んだ場所は夢の国
行かないで
あれから2週間が経過した。
2、3日入院した奈緒は、それから仕事には復帰せず家事に没頭している
それも、俺が心配して仕事に集中できないほど。
プルルルル
「奈緒。俺だ」
「あ、社長、」
毎回お昼にかける電話に怖がりながらも必ず出てくれる奈緒の安全を確認して午後の仕事に入るというルーティンができた。
「ちゃんと休んでいるか?」
「、、はいっ」
この少しの間がある時は大抵嘘をついている
でも、それには深くは触れない。
「夜、食べたいものはあるか?」
「社長の食べたいもので、、」
奈緒が俺に自分の意思を示してくれたことは1度もない。
正直それが1番寂しい
2、3日入院した奈緒は、それから仕事には復帰せず家事に没頭している
それも、俺が心配して仕事に集中できないほど。
プルルルル
「奈緒。俺だ」
「あ、社長、」
毎回お昼にかける電話に怖がりながらも必ず出てくれる奈緒の安全を確認して午後の仕事に入るというルーティンができた。
「ちゃんと休んでいるか?」
「、、はいっ」
この少しの間がある時は大抵嘘をついている
でも、それには深くは触れない。
「夜、食べたいものはあるか?」
「社長の食べたいもので、、」
奈緒が俺に自分の意思を示してくれたことは1度もない。
正直それが1番寂しい