甘えたいと甘やかしたい
「なぎちゃん?」

「ここ、俺の隠れ家」
そう聞き、周りを見渡すと2人入っても余裕のあるくらい広かった

「教えてくれればよかったのに」

「隠れ家ね、最近見つけたの、勉強忙しいゆずにはいえなくてさ」
そう言われてやっぱり好きだと思う

「なぎちゃん、卒業おめでとう」

「…!?………おう、ゆずもね」
ぎゅって抱きつきながらそう言うと、驚きながらも抱きしめ返してくれた

「大学さ、新しい友達できるかな?」

「うーん、ゆず可愛いから黙ってても人来るよ」

ははって楽しそうに笑うなぎちゃん

「それは…買いかぶりすぎだと…」

「これからもよろしくね」
私の声を遮って被さった声

「……うん、よろしく」
そうかえして抱きしめる力を強める


「ほんと可愛いな」

「……!?…んっ」
驚いて顔をあげると唇にキスがふってきた

「ん、我慢する」

「あれ?今渚の声聞こえた!」
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