甘えたいと甘やかしたい
「て話ししている間に家ついた…って考えてた?」

「私、一生無言でも会話できちゃう?」

「それは無理だな、俺、ゆずの声好きだもん」
わいた素朴な疑問はなぎちゃんによって打ち砕かれ、胸をドキュンッと撃たれた

「私もね…なぎちゃんの声すき!安心するし、ほっとする」

「…………」

「また顔赤い…」

「熱じゃないよ」

心読まれた………えすぱーめ…

「早く家入ろうよ、引っ越しの準備終わってないんだろ?」

「そうだった!荷物たくさんあって💦」

慌てて家の方へ駆け出そうとする

「まぁまぁ、荷物は逃げないけど、俺は逃げるかもよ?」

なぎちゃんが逃げる……?

「…だめ…」
そう言ってなぎちゃんに抱きつく

なぎちゃんが逃げても全力で追いかけてやる…

「っ……はぁ……ダメだこりゃ」

私から逃げちゃうってことかな…?
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