甘えたいと甘やかしたい
「一生離れられん、ゆずも俺から逃げられると思うなよ?」
少し悪い口調のなぎちゃん

「そっちも好き…」

……!?

ぽろっと漏れた言葉は自分でも驚くものだった

「うん、俺はどんなゆずも好きだよ」

「……早く家入らないとなんでしょ!?」

今度はしっかり手をつないで家に入った


「卒業式おつかれ」

「お母さん!ありがとう!」

「柚葉がいない家は寂しくなるわね~」

「ふふっ、ちゃんと電話するよ、約束だもんね」
私たちが話を咲かせると気を効いて私の部屋へ行っていてくれるなぎちゃん

「そうよ!佑乃が怒っちゃうわよ!」
私もこんな風にずっと仲良しでいたいな…

ずっと………

やっぱりなぎちゃんしか考えられないや…
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