甘えたいと甘やかしたい

「大事にしてもらってるのね～、独占欲強めの彼氏に」

へっ………?

「首、いつのかしら、消えかけてるわ」

首…?消えかける…?

「キスマークなんてやるじゃないっ！渚くん！」

キスマーク…

１人で盛り上がるお母さんのぽかんと眺める

「ええっ…！?」

「あら、気づかなかったの?」

「いや、そのようなものだとは知らなかった…」

「いつのものか知らないけど…孫は早くてもいいからね！」

「……！?お母さんっ！」

「未桜さん、俺はゆずのペースで」
ドアに寄りかかってお母さんに話しかけるなぎちゃん

いつからそこにいたんだろう…?

「キスマークの話しのあたりかな…?」

心読まれた…えすぱーめ…

「よろしくね～、大事な娘！」

「はい、任せてください、ゆずのことなら命をかけても守りますよ」

命をかけて……

嬉しい…