甘えたいと甘やかしたい
「もう寝よ…また眠くなってきた」

俺も気持ちも知らないで…

だんっんと閉じていくゆずのまぶたにチュってキスをおとす

「ひぇっ!?」

「おやすみ、ゆずちゃん」
“ゆずちゃん”と呼ぶと赤くなるゆずの顔

当分そう呼ぼうかな、可愛いから見たい…

「おや…す…み…」
眠気にあらがえなかったゆずは目を閉じる

寝顔も可愛い…

「俺も寝るか……」

ゆず、おやすみ…きっと寝れないけど…


ゆずを抱きしめて寝よ…

そう思い、横を向いてゆずを腕の中に収める

「へへっ…」
寝言…可愛すぎ…


俺は一生この可愛い幼なじみの彼女に振り回されていくな…




『甘えたいと甘やかしたい』―【完】
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