甘えたいと甘やかしたい
「花乃、柚葉の料理の凄さに突っ込むのはもうやめよう、きっとプロなんだ」

「そうだね!私たちにも食べさせてね!」

「あ、うん!…なぎちゃん、いただきます!」



美味しい!さすが更咲さん!


「あ、やべ」

お箸で美味しそうなハンバーグを掴んで口元に持って行く




「………!?」
なのに、なぎちゃんが私の腕を掴んでパクって食べてしまった

「…渚、当然どうした?」

あ、西野くんがいる…

「ゆず、許して、それゆずは食べちゃダメだった」

「むぅ………………あ…それ、辛い…?」
なぎちゃんがいつも私から食べ物を取り上げてしまうときはどんなときか考えたら一番上にあった答え

「せーかい、母さんが“激辛デミグラスハンバーグ!ゆずちゃんに食べさせたらダメよ!”って、てか、いつも俺がゆずにお弁当あげてるって思ってるのかな?」

「えへへ、ありがと!」

「うん、それ舐めてみ」

それ…?ハンバーグのソース?
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