甘えたいと甘やかしたい
「ゆず!?」

唐突に聞こえた大好きな声

「な、なぎちゃん!?」
好きだと自覚した以上胸がドキドキして、でも苦しくて戸惑う

「なんでないてんの、いや、泣いてたの!」

え……………

「そこ歩いてたら、泣いたあとあって心配でゴメン、女子会」

なぎちゃんの謝る声に首をぶんぶんと振る

「千絵、うちら帰る…?あ、今日は私のおごり!2人の話ごちそうさま!」

「あ、花乃!いじりやがって!」
って話しながら2人は帰ってしまった

二人きり…………

「ゆず帰ろ、」
なぎちゃんに頷いて席を立つ

「あのね、なぎちゃん、」

『ミッションその壱!トリプルデートに誘う!』かのちゃんの言葉を思い出し、口を開く

「かのちゃんが…と…リプルデート来ないかって」
なぎちゃんの歩く足がピタ、と止まる
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