甘えたいと甘やかしたい
「え!?柴君て誰!?」

「と、友達…席隣の…」
きゃぁっ!と奇声を上げる仁奈ちゃんをおいて廊下に出て電話に出る

『あ、むとーちゃん?』

「うん、久しぶり?」

『だね~、あのさ、今から出てこれないかな?話したいことがあって…』
いいずらそうにする柴くんの提案に頷く

『まじ!?さんきゅ!学校だと渚がいるからあまり話せなくてさ!学校の隣の公園で!』

「あ、う…………」
返事をする前に一方的にきられてしまった

不思議な人だな…

「仁奈ちゃん、ちょっと出かけてくるね」

『はいよ~、渚のことは任せなさい!』

“任せなさい!”と、某アニメキャラの真似のように言われ、苦笑しながら家を出る

柴くんのようってなんだろ…





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