平凡な私の獣騎士団もふもふライフ4
リズは、ジェドの屋敷に荷物を運び込んでいた先日、【こういう時はオスに持たせるもの】とわざわざ地面に字を書かれたのを思い出した。
「ふふっ、カルロって結構紳士よね」
彼の顰め面を見ていたら、おかしくなって笑ってしまった。
「ふん!」
今度は彼らしい鼻息が返ってきて、なんだか安心した。
一緒に外に出ると、ほぼぼ準備が整っていてコーマックたちもいた。まとまった荷物の前で、相棒獣たちが荷物をくくりつけられ始めている。
「おっ、リズちゃんおかえり!」
気づいた獣騎士たちが手を振ってきた。それに合わせて全員の目が向き、コーマックも軽く手を上げて声をかけてくる。
「良かった。カルロと合流できたんですね。そっちに行ったことを伝言をする前に走っていくのが見えて、驚きました」
「すみません。つい……」
リズは向かいつつ苦笑を返した。
「カルロ、こういう時はちゃんと持ってくれるの、偉いよなー」
「俺らの手伝いは、てんでしてくれないのにな。うわっ」
カルロが、獣騎士たちの前で荷物を口から離した。若いトナーの相棒獣が、咄嗟にスライディングして受け止めた。
「こらっ、カルロ、めっ」
リズは元教育係だったこともあって、もうこの子ったら!と思って軽めに叱った。
「ふふっ、カルロって結構紳士よね」
彼の顰め面を見ていたら、おかしくなって笑ってしまった。
「ふん!」
今度は彼らしい鼻息が返ってきて、なんだか安心した。
一緒に外に出ると、ほぼぼ準備が整っていてコーマックたちもいた。まとまった荷物の前で、相棒獣たちが荷物をくくりつけられ始めている。
「おっ、リズちゃんおかえり!」
気づいた獣騎士たちが手を振ってきた。それに合わせて全員の目が向き、コーマックも軽く手を上げて声をかけてくる。
「良かった。カルロと合流できたんですね。そっちに行ったことを伝言をする前に走っていくのが見えて、驚きました」
「すみません。つい……」
リズは向かいつつ苦笑を返した。
「カルロ、こういう時はちゃんと持ってくれるの、偉いよなー」
「俺らの手伝いは、てんでしてくれないのにな。うわっ」
カルロが、獣騎士たちの前で荷物を口から離した。若いトナーの相棒獣が、咄嗟にスライディングして受け止めた。
「こらっ、カルロ、めっ」
リズは元教育係だったこともあって、もうこの子ったら!と思って軽めに叱った。