吸血鬼くんと、キスより甘い溺愛契約〜無気力なイケメン同級生に、とろけるほど愛されています〜
と、というか流れで音季くんと契約しちゃったけど、これからふたりで生活していくんだよね?
よく考えたら、ものすごい展開になってるような。
うぅぅ……今さらだけど、男の子とずっと一緒なんて大丈夫かなぁ。
数時間前のわたしじゃ、ぜったいに考えられなかったよ。
今ですら契約した実感もあまりなくて、まだ現実味を感じられてないのが本音。
「……真白は、どっちがいい?」
「え?」
ひとりでボケッとそんなことを考えていたら、音季くんがこっちにおいでって手招きしてる。