吸血鬼くんと、キスより甘い溺愛契約〜無気力なイケメン同級生に、とろけるほど愛されています〜



***


完成した晩ごはんをテーブルに運ぶ。

わたしが座る真っ正面に、音季くんが座ってる。


そのまま晩ごはんがスタート。


お口に合うかなって心配したけど、美味しいって食べてくれたからひと安心。


「真白って料理もできるんだね」

「お母さんが働いてて。それで家事はぜんぶやってたから、ひと通りのことはできるかな」


「んじゃ、いつでもお嫁さんになれるね」

「お、お嫁さん!?」


とんでもないワードが飛んできて、びっくりしすぎてカレーが喉に詰まるところだったのに。


「ちなみに俺のね」

「っ……!? もうっ、からかうの禁止だよ!!」


「真白は反応がいちいちかわいーね」

こんな感じで音季くんのペースに乗せられて、からかわれてばかり。

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