吸血鬼くんと、キスより甘い溺愛契約〜無気力なイケメン同級生に、とろけるほど愛されています〜
「ねー……真白。ちょーだい」
「あわわっ、今はちょっと待って」
「んー、待てない無理」
血を欲しがっているときは、いつもよりちょっと強引。
今だって寮に帰ってきたばかりなのに、部屋に入った途端に首筋に唇を這わせてくる。
「ブラウス汚れるから脱がしていい?」
「いつも汚れたりしないのに?」
「……いいから」
後ろからだっていうのに、器用にブラウスのボタンをスイスイ外していっちゃう。
ネクタイだって、簡単にゆるめられちゃう。
慣れたように首筋にかかる髪をどかして、何度もキスを落として噛むところを探ってる。