吸血鬼くんと、キスより甘い溺愛契約〜無気力なイケメン同級生に、とろけるほど愛されています〜



「ねー……真白。ちょーだい」

「あわわっ、今はちょっと待って」


「んー、待てない無理」


血を欲しがっているときは、いつもよりちょっと強引。


今だって寮に帰ってきたばかりなのに、部屋に入った途端に首筋に唇を這わせてくる。


「ブラウス汚れるから脱がしていい?」

「いつも汚れたりしないのに?」


「……いいから」


後ろからだっていうのに、器用にブラウスのボタンをスイスイ外していっちゃう。


ネクタイだって、簡単にゆるめられちゃう。


慣れたように首筋にかかる髪をどかして、何度もキスを落として噛むところを探ってる。

< 48 / 64 >

この作品をシェア

pagetop