吸血鬼くんと、キスより甘い溺愛契約〜無気力なイケメン同級生に、とろけるほど愛されています〜
そんな日が続いたある日、初めての特別授業が行われることに。
契約をしている吸血鬼と人間に向けたもの。
いったいどんな授業なんだろう?と思いながら、教室が移動になるので行ってみたら。
「な、なんで授業を受けるのにソファなんだろう?」
「……さあ」
教室のど真ん中に、大きなスクリーン。
中は映画館みたいな薄暗さだし。
ふたりで座ったら、ちょうどよさそうなサイズのソファが6つあって、前に3つ後ろに3つ置かれている。
みんな契約してる同士で座っていくので、わたしたちも後ろの端っこのソファに座ることに。
「はーい。それじゃあ、授業始めるわね」
教室に入ってきた、白衣を着ている美人な先生。
授業が始まる前に、簡単な自己紹介があった。
この授業を担当するのは、学園の養護教諭もやっている高嶺(たかみね)先生。