吸血鬼くんと、キスより甘い溺愛契約〜無気力なイケメン同級生に、とろけるほど愛されています〜



「真白いつも声出るから我慢しないとね」

「うっ……お手柔らかにしてください……っ」


……なんて、そんなお願いを聞いてもらえるわけもなく。


音季くんの指先が首筋を軽くなぞってくるだけで、身体がゾワゾワしてる。



教室内は薄暗くて、ソファの周りはカーテンで仕切られているとはいえ、すぐ近くに他の子も先生もいるのに。


「……身体触ってあげると、もっといいんだって」

「う……やっ」


首筋に何度もキスを落としながら、ブラウスの中に簡単に手を入れてくる。

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