大好きな推しと同居できる世界線があったとは...
そして2人でスーパーに行き、買い物について色々教えながらものを書い、家に帰った。



鳴川『ここまで荷物全部持ってくれて

ありがとうございました!』



吉良宮『別にこれぐらいどうってことないよ。』



鳴川『それじゃあ今から作りますね!』



吉良宮『うん。』




鳴川は良い手際でパパっとオムライスを作る。


その手際の良さに感心しながら吉良宮は鳴川の方を見ていた。


鳴川は見た目も悪くないし、痩せ型だ。

もしかしたら彼氏がいるのではと思ったが、

流石に彼氏がいるのに

俺と同居するようなヤバいやつではないだろう。


でも気になったので一応確認することにした。



吉良宮『鳴川って彼氏とかいるの?』



鳴川『へ?いるわけないじゃないですか!


私にはスピクルしかいません!!』



吉良宮『そっか...笑』


〖ファンの声が間近に聞こえるのって結構いいな。〗



そう思った吉良宮なのであった。




そして2人で鳴川が作ったオムライスを食べ始めた。



鳴川・吉良宮『いただきます。』




吉良宮が1口食べた。



鳴川『どうですか?』



吉良宮『うん!!めっちゃ美味しい!』




鳴川『喜んでもらえて良かったです!』


あまりにも嬉しいことで泣きそうになったが鳴川は堪えた。






吉良宮『また作って欲しい!』



何よりもその一言が嬉しかった。







吉良宮『ずっと前から気になってたんだけど、本当にタメ口で良いんだよ?


別に怒ったりとか絶対しないし。


そういうの仕事以外であんま気にしないから。』



鳴川『何となく敬語になってしまって...!



鳴川って呼ばれるとしきゃっとしなきゃみたいな錯覚にも陥るんです!』



吉良宮『なら、ひなってこれから呼ぶ。』




鳴川『え!?』




吉良宮『その代わり、俺のことは紬って呼べよ。』



鳴川『え、え??』



吉良宮『まぁ、そっちの方が一緒にクラス上で気が楽だろ?』



鳴川『確かに...。私頑張る!!』




吉良宮『その意気だ。』


少し口角を上げ、笑う吉良宮が王様のように見えた。


いつもテレビの中だと王様というより王子様みたいな吉良宮のそんな一面が見れるのは私だけなのだと思うと本当に幸せな世界線だなと思った。
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