僕は、心の中の君と永遠に…

いたずらっ子ぽく笑いながらしつこく聞いてきた。
僕はなんとも言えず立ち尽くしているとちょうど蓮が来てくれた。久しぶりに蓮に救われた気がした。
とりあえず、芽依と蓮のお互いの自己紹介からすることにする。
「蓮、おはよう。こちら山本芽依さん」
そしたら、特に反応することなく、
「うん、知ってるよ」そう言った。
あ、初対面って訳でもないか、それより蓮のテンションが少し低いのは気のせいだろうか。
「つい最近メアド交換して、仲良くなったの！」
彼女が説明してくれた。そういう事か、いつの間に…。なんか胸の奥がチクリと痛んだ。でも、これは病気のせいではないと思う。その意味の分からない痛みに耐え、なんとなく話を逸らすことにする。
「と、とりあえずどっか勉強ができる場所知ってる人いる？」