僕は、心の中の君と永遠に…
言いかけた言葉の続きは予想出来た。
「おい。なんで話してくれなかったんだ」
「なんでって僕も知らなかったし」僕は小さな声でそう言った。でも蓮からは予想とは違う答えが返ってきた。
「山本さんの事じゃない!春斗の方だ!俺たち親友なんじゃなかったのか?」
「それは…」
僕が黙っていると蓮は一人にしてくれと言って僕を追い出した。僕はそのまま従った。
家の外に出ても蓮の泣き声は聞こえていた。
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