僕は、心の中の君と永遠に…
余命を宣告された時、母は泣いていた。でも、僕からしてみれば病気を患った時からだいたい予想はしてたし、生きがいなんてものとは無縁の僕はあまり悲しくはならなかった。悲しくはないが、死ぬのは普通に怖い。
死んだら天国に行けるならそれはそれで悪くないとは思う。僕は悪いことをしてないから、僕が地獄に行くことはきっとない。
それに、どんな人間にも死ぬ確率はあるし、誰にでも明日死ぬ確率は少なからずある。それが僕の場合、一年後までに死ぬ確率がほぼ百パーセントで、周りの人間より死ぬ確率が高いだけ。そう思っている。いや、そう思うようにしている。と言った方が正しいと思う。
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