僕は、心の中の君と永遠に…

それに、こういうことを聞いてくるってことはもしかすると蓮は彼女に好意を抱いてるかもしれない。そんなことを考えていると、
「それだけ！？」
本当のことを言っただけで驚かれた。
「それだけってなんだよ、本当にそれだけだよ｣
「なんかもうちょっとなんかないの！？」
僕の性格を知っておいて聞いてきたくせに図々しいな、と思ったが幼馴染なのでこういうのは許してる。
「うーん、例えばなんだよ」
「例えば彼氏がいるとかー？｣
やっぱりそういうことなのだろうか。蓮はやはり彼女に好意を抱いてると思われる。
「何？蓮は山本さんのことが好きなの？」
ストレートにそう聞いてみたら、
「は！？違うし！｣
思った以上に動揺してて笑ってしまった。
「あはははははは」
「だから、ちげーって｣
「じゃあ、なんでそんなこと聞いてくるんだよ」
「いや、春斗がこの前二人で遊んでた。って聞いたから、彼氏いたら春斗が可哀想じゃん？｣