僕は、心の中の君と永遠に…
また彼女と感想が一致するとは。心の中を読まれてるんじゃないか、と少し疑った。
そこからは寝るまで彼女が持ってきたトランプで遊ぶことになった。
「じゃあ何からやる?私は神経衰弱がいい!それでいい?」
「神経衰弱か。懐かしいな…」
気づいたらそう呟いていた。
「懐かしい?神経衰弱に思い出でもあるの?」
「思い出って程ではないけど…」
話すか迷ったがやっぱり恥ずかしいので話をそらすことにする。
「と、とりあえずやろう?」
「そうだね!」
扱いやすくて助かる。
「言っておくけど僕は強いからな」
「わ、私だって強いし!だったら勝ったら負けた人にひとつ命令できるってルールを追加で!賭けがあった方が私はやる気が出る!」
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