僕は、心の中の君と永遠に…
そして、僕らは色々買った。ここは僕がお金を出した。彼女は頑なに拒んだが押し切った。
それからまた部屋に戻り浴衣に着替えた。
時刻は十時半くらいを指している。いつもの僕なら寝ている時間だ。早いと思われがちだが僕は朝方なのだ。
「もう一回神経衰弱やらない?それに、一回勝ったくらいで勝ち誇らないでもらおうか」
腕を組みながら、そんなことを言い出した。正直眠かった。でも、ここまで彼女のおかげで来れたし、
「いいよ、それに別に勝ち誇ってないけどね」
僕は眠たくなりながらも、二回戦目を始めた。
さっきもだが、神経衰弱をしている時の彼女の真剣な顔はどことなく病院の子に似てると思った。もしかしたら病院の子は彼女なのだろうか。いや、多分違う。なんせ、性格がまるっきり違う。病院の子はいつも落ち着いていて何を考えてるか分からないような子だった。でも山本さんは何を考えてるのか手に取るようにわかる。
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