僕は、心の中の君と永遠に…
こっちを見ながらにやにやしている。嫌な予感しかしない。
「ピンポーン正解です。でもそれについても説明するから」
あとは長らく電話をして切った。そして僕の方に体を向けて
「この前言ってた友達だよ。また噂されるかもごめんね」
「構わないよ」
もう実際友達みたいなものだから、と言おうとしたが羞恥心が勝って言えなかった。でも僕が死ぬ前には言ってあげようと思う。
「へー、春斗くんなら嫌がるかと思った!」
「嫌だけど、そんなこといちいち気にしてたら早死しちゃうから」
「それは悪いことしちゃったなぁ」
言っていることと表情が一致してないけどスルーした。
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