LOVESS
「これが届いた訴状なんだけど。
後これ、当時そのお客さんとのメールのやり取りをMicroSDにコピーしてたのを、プリントした物。
その人は、今から14~15年くらい前のお客さんで。
けっこう、しつこい人だったので、
早めに切ったんだけど。
そして、俺、その時くらいに心療内科に罹ってて…。
それは、プライベートの事で悩んでて、なんだけど、
何かに使えるかもと、その明細とか診断書も取ってあって」
そう言って、海宝さんは色々な書類をテーブルに置いて行く。
そして、
「それ、全部コピーした物だから、ちょっとくらい雑に扱って貰っても大丈夫。
渡しとく」
そう笑う顔に、ちょっと恐怖さえ感じた。
「―――ここまで揃ってたら、もう俺の出る幕ないんじゃないですか?」
思わず、苦笑してしまう。
海宝さんは、ちょうどテーブルに置かれたアイスコーヒーを手に取り、それを美味しそうに飲んでいる。
その姿は、ちょっと子供みたい。
後これ、当時そのお客さんとのメールのやり取りをMicroSDにコピーしてたのを、プリントした物。
その人は、今から14~15年くらい前のお客さんで。
けっこう、しつこい人だったので、
早めに切ったんだけど。
そして、俺、その時くらいに心療内科に罹ってて…。
それは、プライベートの事で悩んでて、なんだけど、
何かに使えるかもと、その明細とか診断書も取ってあって」
そう言って、海宝さんは色々な書類をテーブルに置いて行く。
そして、
「それ、全部コピーした物だから、ちょっとくらい雑に扱って貰っても大丈夫。
渡しとく」
そう笑う顔に、ちょっと恐怖さえ感じた。
「―――ここまで揃ってたら、もう俺の出る幕ないんじゃないですか?」
思わず、苦笑してしまう。
海宝さんは、ちょうどテーブルに置かれたアイスコーヒーを手に取り、それを美味しそうに飲んでいる。
その姿は、ちょっと子供みたい。