音のないこの世界で
家に帰る途中にバイト募集中のポスターを見つけた。それも、僕にピッタリのバイト。趣味が音楽を聞くことしかないからピッタリというのは「時間」の話だ。
「朝の2時半からで終わるのは5時…」
やはりピッタリだ。それは新聞配達のバイトだった。
僕はすぐにそのポスターの写真を撮って、それから家に帰った。
家に入ると、母は少し困った顔をしていた。
「最近帰りが遅いけど何してるの?」
困った顔ではなく、怒っていた。
心当たりは大いにある。最近家事を任せっきりになっていた。
「ごめん……ちょっと友達と遊んでて……」
母は怒っていると思っていたけど違ったらしい。
「別に怒ってないわよ。心配しているだけ。今度は遅くなるなら連絡してね?いい?」
「朝の2時半からで終わるのは5時…」
やはりピッタリだ。それは新聞配達のバイトだった。
僕はすぐにそのポスターの写真を撮って、それから家に帰った。
家に入ると、母は少し困った顔をしていた。
「最近帰りが遅いけど何してるの?」
困った顔ではなく、怒っていた。
心当たりは大いにある。最近家事を任せっきりになっていた。
「ごめん……ちょっと友達と遊んでて……」
母は怒っていると思っていたけど違ったらしい。
「別に怒ってないわよ。心配しているだけ。今度は遅くなるなら連絡してね?いい?」