音のないこの世界で
母は僕が思っているより優しいらしい。
「あ、うん。ごめん。今度からそうする」
それだけ伝えて夕飯を食べる準備をした。母がほとんどやっていてくれてあとは温めるだけなんだけど。それだけでもやらして欲しいと僕が母に頼んだのだ。
温め終わってからテーブルに並べ、母といつも通り食事をていると母が珍しく話しかけてきた。
「友達ってまさか女の子?」
飲んでいたお茶を吹き出しそうになった。
「……いや、男の子だけど。なんで?」
「最近の湊、生き生きしてるなーって思ってね」
「そう…かな。」
最近気になる人が出来た。だなんて言えるはずなかった。
「あ、うん。ごめん。今度からそうする」
それだけ伝えて夕飯を食べる準備をした。母がほとんどやっていてくれてあとは温めるだけなんだけど。それだけでもやらして欲しいと僕が母に頼んだのだ。
温め終わってからテーブルに並べ、母といつも通り食事をていると母が珍しく話しかけてきた。
「友達ってまさか女の子?」
飲んでいたお茶を吹き出しそうになった。
「……いや、男の子だけど。なんで?」
「最近の湊、生き生きしてるなーって思ってね」
「そう…かな。」
最近気になる人が出来た。だなんて言えるはずなかった。