音のないこの世界で
次の日もいつも通り学校へ行き、いつも通り憂鬱な授業を受け、放課後を迎え河川敷に行く。手話を初めて習いに行ったあの日に節子先生に週3ペースくらいだと1ヶ月で覚えれると言われたので焦らず行こうと思う。だから今日は河川敷に行くことにした。
河川敷に着くと麗音はまだ来ていなかった。ふと携帯を開いて時刻を見るといつもより来るのが早かった。そして、麗音から特に連絡が来ていなかったので来ると思った。だから、お別れの時間まで待つことにする。横になったが寝ないように気をつけた。
数分後、隣からカサっと音が聞こえたので起き上がりと麗音が来ていた。何故か笑っている。
なんで笑っているか分からない僕が頭に「?」マークをつけていると、
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