音のないこの世界で
智がそう言った後、麗音と茜は遊びに行くとのことでどこかへ行ってしまった。僕は特に用事がなかったので家に帰ろうとしたが智に「ちょっと話がある」と呼び止められた。
「改まってどうしたんだ?」
いつになく真剣な表情をしていたので少しだけ嫌な予感がしたが僕の気の所為だった。むしろ喜ばしい事だった。僕にはあまり関係の無いことだけど。
「俺……。茜ちゃんのことちょっと気になってる……かも……。」
それを聞いた瞬間「茜、良かったな」と思ったが「かも」ということなのでまだ分からなかった。
「かも?」
「ああ。俺さ、人を本気で好きになったことが今までなくてさ。これが恋だとか分からないんだよな」
意外だった。智は今まで色んな人と付き合ってきてるから余裕があると思ってた。
「どんな気持ちになるんだ?」
「改まってどうしたんだ?」
いつになく真剣な表情をしていたので少しだけ嫌な予感がしたが僕の気の所為だった。むしろ喜ばしい事だった。僕にはあまり関係の無いことだけど。
「俺……。茜ちゃんのことちょっと気になってる……かも……。」
それを聞いた瞬間「茜、良かったな」と思ったが「かも」ということなのでまだ分からなかった。
「かも?」
「ああ。俺さ、人を本気で好きになったことが今までなくてさ。これが恋だとか分からないんだよな」
意外だった。智は今まで色んな人と付き合ってきてるから余裕があると思ってた。
「どんな気持ちになるんだ?」