音のないこの世界で
僕は智に僕が麗音の好きなこと話さないつもりでいた。茜と違ってバレた訳では無いから。そう思った矢先に智から、
「お前も心当たりあるだろ?麗音ちゃんのこと、好きなんだろ?」
少し驚いた。智は鈍いから気づいてないかと思った。僕のは気づいて茜のは気づかないのはちょっと分からないけど。
僕は小さなため息を吐いてから話すことにした。
「ああ、そうだよ。智の言う通り、僕は麗音のことが好きだよ。もうずっと前から」
ずっと前から……。まだ会って1ヶ月くらいだけど確か麗音を好きになったのは会った初日だ。一目惚れを僕は初めて経験した。
「え?いつから?」
「会ったのが5月の終わり頃で、好きになったのもその会った日なんだ。」
「会った日!?」
「お前も心当たりあるだろ?麗音ちゃんのこと、好きなんだろ?」
少し驚いた。智は鈍いから気づいてないかと思った。僕のは気づいて茜のは気づかないのはちょっと分からないけど。
僕は小さなため息を吐いてから話すことにした。
「ああ、そうだよ。智の言う通り、僕は麗音のことが好きだよ。もうずっと前から」
ずっと前から……。まだ会って1ヶ月くらいだけど確か麗音を好きになったのは会った初日だ。一目惚れを僕は初めて経験した。
「え?いつから?」
「会ったのが5月の終わり頃で、好きになったのもその会った日なんだ。」
「会った日!?」