音のないこの世界で
「うん、そうだよ。高校の生徒会に事前に誰が来るとかを知らせてチケットを貰って。当日に受付の人に見せてから中に入るって感じ」
「1枚、俺以外の分のやつ貰っていいか?」
「1枚?友達連れ来るの?」
「いや、知り合いというか……。なんというか」
連れてくるのはもちろん麗音のお父さんだ。すると智が口を挟んできた。
「いや?こいつ学校に俺以外の友達いねーぞ?」
事実だが随分と酷いこと言うな智は。
「ってことは他校の友達?」
茜は何故か僕に智以外に友達がいないことを納得しているようだ。
「いや、友達ではないかな?」
LINEの友達ではあるけど。友達ではない。
それと、あれ以来麗音のお父さんとはLINEはしてない。交換した意味がまるでない。いや、これから意味があることになるから問題は無い。
それからはいつも通りみんなで『今日の太陽』とのお別れを告げ、家に帰宅した。
「1枚、俺以外の分のやつ貰っていいか?」
「1枚?友達連れ来るの?」
「いや、知り合いというか……。なんというか」
連れてくるのはもちろん麗音のお父さんだ。すると智が口を挟んできた。
「いや?こいつ学校に俺以外の友達いねーぞ?」
事実だが随分と酷いこと言うな智は。
「ってことは他校の友達?」
茜は何故か僕に智以外に友達がいないことを納得しているようだ。
「いや、友達ではないかな?」
LINEの友達ではあるけど。友達ではない。
それと、あれ以来麗音のお父さんとはLINEはしてない。交換した意味がまるでない。いや、これから意味があることになるから問題は無い。
それからはいつも通りみんなで『今日の太陽』とのお別れを告げ、家に帰宅した。