音のないこの世界で
「13時から体育館で本校生徒による色々な発表会があります!ぜひ!」
というアナウンスが全校舎や体育館に流れた。そろそろ始まる。
「そろそろだね!ちょっとプログラム見せてー!」
茜が僕に手を伸ばしプログラムを奪い取った。
「へー。麗音の演奏は最後なんだねー!なんか私たちまで緊張してきたよー」
「それなぁ」
智が胸を抑えながら生ぬるい返事した。
不意に周りを見渡すと席がほとんど埋まっていた。やっぱり早めに座っておいて正解だった。そして、同じ列の端っこに変装をした麗音のお父さんがいた。さっき僕の母と鉢合わせていたけど、なんの問題もなくてよかった。
数分してから演奏開始のブザーがなった。僕は母に頼まれていたことをハッと思い出し携帯で動画を回した。
というアナウンスが全校舎や体育館に流れた。そろそろ始まる。
「そろそろだね!ちょっとプログラム見せてー!」
茜が僕に手を伸ばしプログラムを奪い取った。
「へー。麗音の演奏は最後なんだねー!なんか私たちまで緊張してきたよー」
「それなぁ」
智が胸を抑えながら生ぬるい返事した。
不意に周りを見渡すと席がほとんど埋まっていた。やっぱり早めに座っておいて正解だった。そして、同じ列の端っこに変装をした麗音のお父さんがいた。さっき僕の母と鉢合わせていたけど、なんの問題もなくてよかった。
数分してから演奏開始のブザーがなった。僕は母に頼まれていたことをハッと思い出し携帯で動画を回した。