三ツ橋神社
『ねえクオン、クオンはこの神社に住んでるの?』
私が聞くと、クオンは眉間に皺を寄せて下を向く。
ク「...まあ、そんな所だな...。」
『じゃあ、お手伝いさんなの?』
ク「...お手伝いさん?神職の事か?」
神職...って言うのか、何だか恥ずかしい...。
こくりと頷くと窓の外を見つめてクオンは言う。
ク「そうだな...まあ、俺には上司がいるが。」
へぇ、クオンに上司が居るのか。
ク「ほら、もう寝るぞ。」
『う...ん、お休み...。』
たくさん走った為か、寝転ぶと眠気に襲われる。
ゆっくりと瞼を閉じ、私は夢の中へと入っていった。