冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
「ソファに座りたかっただけだから」
言い訳を口に出す。
リビングのコーディネート案はほとんどまとまっている。
何度も八木沢さんにダメ出しを食らい最終的に決定できないでいるのだが、仕事を終える前に結婚というわけのわからない状態になってしまった。
「ありえないって」
人生初のプロポーズに、正直、ちょっと舞い上がっているところもある。
しかも、ひそかにあこがれていた人からの求婚なのだ。
違う……。人生初じゃないかもしれない。
私はふと『付き合う? 結婚でもいいけど』と八木沢さんに言われたのを思い出した。
あのときは絶対に冗談だと思ったけれど、もしかして本気だった?
ううん、起業資金をぶら下げられた愛もへったくれもないプロポーズよ、これは。
急に動揺が激しくなり、鼓動が勢いを増してくる。
なんなのよ、もう!
本気なのか冗談なのか、どっちなの?
「ご飯作ろ……」
もうなにを考えたらいいのかわからなくなり、とにかく食事を作ろうと広いキッチンに向かった。
言い訳を口に出す。
リビングのコーディネート案はほとんどまとまっている。
何度も八木沢さんにダメ出しを食らい最終的に決定できないでいるのだが、仕事を終える前に結婚というわけのわからない状態になってしまった。
「ありえないって」
人生初のプロポーズに、正直、ちょっと舞い上がっているところもある。
しかも、ひそかにあこがれていた人からの求婚なのだ。
違う……。人生初じゃないかもしれない。
私はふと『付き合う? 結婚でもいいけど』と八木沢さんに言われたのを思い出した。
あのときは絶対に冗談だと思ったけれど、もしかして本気だった?
ううん、起業資金をぶら下げられた愛もへったくれもないプロポーズよ、これは。
急に動揺が激しくなり、鼓動が勢いを増してくる。
なんなのよ、もう!
本気なのか冗談なのか、どっちなの?
「ご飯作ろ……」
もうなにを考えたらいいのかわからなくなり、とにかく食事を作ろうと広いキッチンに向かった。