冷徹弁護士の独占欲にママとベビーは抗えない【極上悪魔なスパダリシリーズ】
こうして感情をストレートに出して慌てふためく姿もかわいい。
まあ、どんな彼女でも、結局は愛おしいんだが。


「俺のものになるんだろ?」


彼女の唇に指を這わせながら尋ねると、透き通るような瞳で俺を見つめてくる。

抵抗しているくせしてその顔は反則だ。
今すぐにでもつながりたくなる。


「わ、私……セクハラされてから男の人と付き合ってなくて。そのっ……」


視線を外した七緒が、頬を真っ赤にして言う。


「こうして触れられるのは怖い?」
「怖くない。八木沢さんなら、大丈夫」


煽ってるのか?


「それなら心配いらない。優しくする」


彼女の額に唇を押しつけると、耳まで赤く染まった。

初めて彼女の姿を見かけたときは気の強い女だと思ったが、この程度で照れるなんて、かわいがり甲斐がありそうだ。


「怖かったら言え」


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